京都の歴史から伝統文化を知ろう！京都にある「京都文化博物館」について

トリップアドバイザー

1000年の都、京都の歴史と文化は余りに膨大で一つの博物館で展示できるものではありません。京都文化博物館は歴史・伝統文化を幅広いジャンルで紹介しつつも、特に平安から昭和にかけて、京都の「ほんまもん」を体感できる施設です。明治のレトロ建築に包まれた博物館を堪能してください。

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１．「京都文化博物館」とは？

生活の中から生まれ育まれてきた伝統文化に触れるとともに、新しい文化の創造を目的に作られた総合的文化施設です。博物館、美術館、フィルムライブラリーと３つの機能を持ち、年間を通して企画展にも積極的に取り組んでいます。

また、明治のレトロ建築である旧日本銀行京都支店に併設され「ろうじ店舗」ではショッピングや食事もできるようになっています。

２. 幅広いジャンル

京都の歴史と文化がわかり易く展示されています。単なる歴史の展示ではなく、京都の生活に根ざした伝統文化の「ほんまもん」をいろいろな形で訪れる者に見せてくれます。博物館としの性格と美術館としての性格、映像を通した視覚に訴える展示と、非常に幅広いジャンルを扱っているところが素晴らしいです。

３．お勧めポイント

総合展示とフィルムシアター

２階・３階は総合展示室として、京都の歴史・文化を多方面から展示しています。「京の歴史」「京のまつり」「京の至宝と文化」の３ゾーンに別れ、「ほんまもん」の魅力を紹介しています。平成27年の総合展示は「技」の結晶を通した京都文化の奥深さを伝えるものとなっています。

フィルムシアターでは、１日２回日本の古典、名作映画の上映を行っています。今年は戦後70年記念として、戦争と映画と題して、各種の映画を上映中です。

京都文化博物館　別館

ここ京都文化博物館のシンボルとなっているのが、「別館」です。ここは、旧日本銀行京都支店の建物を保存したもので、三条通りに並ぶ明治期のレトロ建築の一つです。

辰野式と呼ばれる「辰野金吾」の設計になる建物で、赤レンガに白いラインが印象的です。レトロ建築ファンならずとも、明治の京都における民衆のエネルギーを感じさせます。

ろうじ店舗と別館店舗

博物館には珍しく、売店と一緒に飲食店が軒を連ねています。「ろうじ店舗」は江戸末期の京の町家の構えを再現しており、「別館店舗」は明治のレトロ建築をそのまま活用しています。

「別館店舗」では、旧日本銀行京都支店の金庫室が喫茶店となっていて、明治の時代に思いを馳せながらコーヒーを味わうなど至福の時を過ごせます。