惡龍~Stewart
大坑舞火龍とは?
こちらのお祭りは、香港のある都市で毎年行われているイベントです。すべては約100年前、 中秋節 の数日前に始まりました。漁業と農業の地域社会であった大杭に台風が直撃し、これに続いて疫病が流行り、大蛇が村の家畜を飲み込んだとき、村人たちはもうたくさんだと言いました。ある占い師が、「災いを止める唯一の方法は、間もなく訪れる中秋節に3日3晩火の舞を続けることだ」と断言しました。村人たちは藁で大きな龍を作り、線火でこれを覆い、火を付けました。太鼓打ちと爆竹を合わせて、村人たちは占い師から言われたとおりに3日3晩踊り続けました。すると疫病がなくなったのです。
これがこのお祭りの起源とされています。その後、100年経った今でも旧暦の時期に3日間行われています。300人のパフォーマーと70,000本以上の線香が必要とされ、67mの火龍の頭が町を練り歩きます。
大坑舞火龍の見どころ
実際に燃えているのは?
火で燃えているといっても、龍そのものが燃えているわけではありません。実際は、獅子舞に大きな線香を刺してそこに火をつけています。でも太く大きな線香ですから近づけはちょっと熱さを感じますし、もし龍が激しく踊れば火の粉も飛びちります。また、立ち込める煙もすごく、獅子舞自体もかなり大きい物なので初めて見る方はその迫力に圧倒されてしまします。
こだわって作られた竜の飾り
お祭りに参加される方は、火を付ける前の龍の構造を見る事をお勧めします。竜は、最初は稲わらで作られていましたが、今は、珍珠草で作られます。また、龍の歯は鉄でできています。目は懐中電灯を使っておりその愛らしい目がアンバランスが面白いですね。火で覆われてしまうとその細かな作りもわからなくなってしまいますので、是非開始より少し早めに行き、こだわりの竜を見てみてください。
始まりの儀式
お祭りが開始される時は、浣紗街の東側にある蓮花宮というところで関係者が線香をあげます。そして、獅子舞が中に入ってきて、リボンをつけたり、目に色をつけたりして魂を吹き込むような儀式を行います。
そして、近くの場所を移動して、関係者のあいさつをしている間に、獅子舞に火がついた線香がどんどんさされてあっという間に「火龍」の出来上がりとなります。
魂を入れる儀式などは、華やかな菜お祭りの中でもどこか厳かな雰囲気があります。その神聖な空気を感じて見たはいかがでしょうか。
竜のお色直し
時間がある程度たつと竜の炎が小さくなっていきます。そうすると、使っていた線香が観客に配られ、竜には新しい線香が刺されます。常に美しい状態を保ちながら動くその姿は、3日間観客を楽しませてくれる事間違い無しです。パワースポットめぐり
こちらの町は、香港で三本の指に入るパワースポットとして有名な大坑蓮花宮があります。ここは、観音様を祭ったお堂です。1846年建立され、1986年に改築 、現在は歴史一級建築に指定されています。香港のお寺としては珍しい作りで、中国の建築技法と香港の文化が混ざり合っているといわれます。本堂は上から見ると八角形、蓮の形を模して作られ、一部が岩盤をそのまま利用して建てられました。観光客から香港の中でもパワースポットとして知られています。100年続く伝統の祭りでのパワーなどと合わせ、パワースポットめぐりをし力を感じる方も多くいらっしゃいます。
参加者の声
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■ 基本情報
- ・名称:大坑舞火龍
- ・住所:Tai Hang, Hong Kong Island
- ・開催時期:旧暦8月14日、15日16日
- ・開催時間:19:30 ~22:30
- ・公式サイトURL:http://www.discoverhongkong.com/jp/see-do/culture-heritage/living-culture/tai-ha…