京都に行く前に知っておきたい「JR京都駅」の5個の基礎知識

京都の玄関口であるJR京都駅。観光などで京都に訪れた際には旅の起点として、通勤通学者にとっては生活の拠点として欠かせない存在になっており、平成9年（1997年）に開業した4代目駅舎（駅ビル）は、国内でも最大級の複合施設です。そんなJR京都駅の基礎知識をおさらいしておきましょう。

JR京都駅とは?

明治10年（1877年）2月6日に赤レンガ造り2階建て京都停車場として開業し、京都市や鉄道の発展とともに約140年の歴史を刻んできました。初代駅舎は用地買収などの理由から、京都御苑や繁華街からは離れた場所（現在のJR京都駅京都駅前広場のあたり）に設置され、大正3年（1914年）、昭和27年（1952年）、平成9年（1997年）と3回駅舎を建替え現在に至ります。

現在では、東海道新幹線、特急列車、在来線、地下鉄、バスなど各路線の発着駅として、観光客や生活者などの利用で賑わっております。

乗り入れる路線は？

JR西日本

• 【JR東海道本線（京都線）】JR大阪駅より普通列車で約50分
• 【JR東海道本線（琵琶湖線）】JR近江八幡駅より普通列車で約40分
• 【JR奈良線】JR奈良駅より普通列車で約60分
• 【JR湖西線】JR近江今津駅より普通列車で約70分
• 【JR山陰本線（嵯峨野線）】JR園部駅より普通列車で約45分

JR東海

• 【JR東海道新幹線】JR新大阪駅より約15分

近畿日本鉄道

• 【近鉄京都線】近鉄大和西大寺より普通列車で約60分

京都市交通局

• 【京都市営烏丸線】京都市営地下鉄烏丸線国際会館駅より約40分

1日の利用者数は？

京都駅ビルによる在来線の平均利用者数で、1日あたり約32万人。平成25年度京都府統計書によるJR西日本とJR東海の乗車人員のみで、1日あたり約34万人が利用しています。

京都駅ビルは国内でも最大級の複合施設

宿泊施設の「ホテルグランヴィア京都」「JR京都伊勢丹」などの大型施設、専門店街や飲食店街などの他、「京都劇場」や「美術館「えき」KYOTO」などの文化施設も入居しており、お買い物からお食事、娯楽など総合的に利用することができます。また、施設内外に多数のスペースがあり各種広場や大階段など、撮影やイベントなどにも活用されています。

周辺観光スポット

京都タワー

地上100ｍの展望室からはJR京都駅や京都市内を一望できるスポットです。地下3階の「大浴場～YOU～」は朝7時から営業していますので、夜行バス利用者などの疲れをリフレッシュすることができます。

京都水族館

内陸型の水族館としては国内最大級で、国の天然記念物のオオサンショウウオの展示が有名です。メジャーな動物たちとして、イルカやペンギン、オットセイなども飼育されておりイルカショーも開催されています。

京都鉄道博物館

多数の蒸気機関車を保存し約40年近くの歴史があった梅小路蒸気機関車館の跡地に、「見る、触る、体験する」ことができる鉄道博物館として、新たに平成28年（2016年）春ごろにオープン予定です。