自分好みのナポリタンを探す旅！名古屋ナポリタン巡りにおすすめの店１０選！　

最近、昭和が見直されていますね。ナポリタンなんて、東京じゃあ見向きもされなかったのに。専門店ができているんですよ。一転、名古屋では、ナポリタンはずーーーっと人気者です。といっても、名古屋のナポリタンは、ちょっと独特。名古屋に来て、ナポリタン食べずに帰るなんて、もったいない！

これが名古屋ナポリタンだ！！！

まず、名古屋ではナポリタンもしくはイタリアンといいます。メニューにイタリアンとあったら、ナポリタンが出てきます。厳密な区別はなく、店ごとに好きなように使っています。名古屋の喫茶店ならたいていメニューにあります。とっても庶民的な一品ですね。 名古屋ナポリタンの特徴は、アツアツの鉄板。ステーキ用鉄板の上に卵があり、そのうえにナポリタン＝イタリアンが鎮座しています。味はケチャップ。具は玉ねぎ、ピーマン、ウィンナー、マッシュルーム。卵と混ぜながら食べると、トロ甘で、おいしいんです。火が通っても、卵が焦げないのがおいしさの秘密です。

1.キャラバン【東区】

東区鍋屋町通りの「キャラバン」。創業してからすでに３０年がたつという老舗の喫茶店です。こちらのナポリタンは、名古屋鉄板スパゲティの王道ですね。鉄板の上の卵には生クリームが入れてあり、おかげでトロトロ卵に仕上がります食べ終わるまで卵が固まらないのもいいですね。スパゲティと卵をからめると、うっとりします。こちらのミートソースは完全オリジナル。牛肉や玉ねぎ、赤ワインをつかった、味わい深い一品です。名古屋のナポリタンはそれだけで、ジャンルを確立できるほど数々の工夫がこらされているんです。

徹頭徹尾　昭和の雰囲気です

外観も茶色の瓦屋根やレンガを使い、昭和の喫茶店です。中に入れば、テーブルがゲーム機になっている！これ、なつかしいですねえ。いかにレトロ喫茶店が多い名古屋とはいえ、ゲームテーブルが現役で残っている店も珍しいですよ。  

2.猿カフェ【中区】

名古屋は他地域とくらべて、異常に喫茶店が多い土地柄です。名古屋と近郊だけの喫茶店チェーンも複数あり、「猿カフェ」はなかでも女性に大人気。名古屋を代表する、おしゃれカフェチェーンだと言っても過言ではないでしょう。そこがナポリタンを出すとなれば、ポイントは押さえつつ、やっぱりオシャレさも欲しい。鉄板・卵・ケチャップという基本はふんでも、トッピングにはクレソンを使うあたりが女性に人気という理由でしょうね。鉄板も普通のステーキ用とは違い、ミニフライパンっぽくて、可愛らしいですね。

ドラマロケにも使われるオシャレなカフェ

猿カフェは地元テレビ局のドラマにも使われるほどのオシャレカフェ。そんな猿カフェでも、やっぱりナポリタンがある。出す以上は定番品をベースに独自性をもってくる。これが名古屋という土地です。保守的でありながら、いつも新しいものを探し続けているんですね。それに、おいしいしね。  

3.サンモリッツ【東区】

猿カフェに続いて、またもやオシャレな「サンモリッツ」。サンモリッツは名古屋でも鉄板ナポリタンがおいしいお店として有名です。市内に数店舗ありますが、どこで食べてももちろん納得のクオリティ。でもここ、どうみてもケーキ屋さんですよね？壁におおきく「CAKE！」って書いてあるもの。 名古屋在住者以外のひとには、謎が謎を呼ぶサンモリッツのナポリタン。店先の写真を見ても完全にスイーツショップ＆カフェです。それでもね、ナポリタンのないカフェなんてありえないですわ～。フードメニューがあるなら、ナポリタンは絶対。ナゴヤ人のソウルフードですもの。いや、ホントの話。

ナポリタンの後は、シュークリーム♪

鉄板ナポリタンがどれほどおいしくても、サンモリッツはやはりスイーツショップ。おすすめはシュークリームです。 サイズも大きいですが、中身もたっぷりしていて、手で持つとずっしりします。これはもう、人目をはばからずにかぶりつきたい。テイクアウト時は１個ずつでも箱に入れてくれますよ。  

4.カフェ　タナカ【北区】

さあ、ここまできたらもう、どんなカフェ、どんなスイーツショップに鉄板ナポリタンがあっても違和感がなくなりましたね。北区にある「カフェ　タナカ」は１９６３年創業。名古屋でも古い古いお店です。もともと地元密着型の喫茶店だったので、今でもナゴヤ飯メニューが充実しています。ここのナポリタンは、鉄板が丸いですね。ジュウジュウと言いながらナポリタンがやってくると、猛烈に食欲を刺激されます。やや酸味の強いソースに卵が入ると、バランスがいいんです。

ケーキがキレイ！

名古屋でも有名なカフェになったタナカ。以前はもっと名古屋の喫茶店っぽい店でしたが、娘さんに代がわりしてから、目を見張るほどオシャレになりました。なんでも、フランスでパティシエール修行をしたらしく、ショーケースのケーキはどれもこれもセンスがいいんです。  

5.はせ家【東区】

名古屋には、地元民が通う洋食店がたくさんあります。桜通から北に入った通りにある「はせ家」もそうです。店構えは品がよく、お値段は押さえ目というまさにナゴヤ人が愛する店ですね。店内も広めにスペースがとってあり、ゆったりとくつろげます。 鉄板ナポリタンも玉ねぎ・ピーマン・グリンピースのご三家がきちんと入った定番。もちろんウィンナーとトロトロ半熟卵が一緒にきます。トッピングができ、とくにミニハンバーグがオススメです。洋食屋さんならではの、おいしいハンバーグもいただけます。

ランチだと、こうなります

はせ家の鉄板ナポリタンをランチにすると、こんな感じです。アツアツ鉄板ナポリタンにご飯、味噌汁、香のもの。できればハンバーグは別皿に入れてもらうといいでしょう。ナポリタン本来のおいしさが味わえ、ハンバーグがいいおかずになります。  

6.ひらき【千種区】

ここは、ほんとうに紹介したくなかった．．．。名古屋の覚王山参道にある「キッチン＆カフェひらき」。地元で超人気の洋食店です。だから、いつ行ってもお客さんがいっぱいなんです。これ以上は来てほしくないですね。 ひらきでは、ナポリタンといわずにイタリアン。具の玉ねぎはざっくり切られていて、甘さがあります。スパゲティの下の卵は、半熟というより、しっかりした薄焼き卵ですね。これぞ、名古屋ナポリタン。いや、イタリアンです。

カニクリームコロッケが自慢です

ひらきに行って、カニクリームコロッケを食べないなんて、もったいない。コロンとしたフォルムの中に、とても、とてもリッチなカニクリームが入っています。ほかにも、とてもオーソドックスな洋食がいただけるお店です。せまく、そして安い店なのでたいてい満席。でも回転も速いです。  

7.やば珈琲【中区】

名古屋の真ん中、若宮大通と久屋大通の交差点に突如出現したカフェ。それが「やば珈琲」です。オープンテラスもある、オシャレなお店。目玉はコーヒーとおにぎりです。ちょっと、お店の方向性が分からなくなってきましたね。そしてもちろん、ナポリタンもあります。 やば珈琲の人気は「昔ながらのナポリタン」。Lサイズは麺が６００グラム。いやー、多いですね。もちろん小さいサイズもあり、Sが２００グラム、Mが４００グラムです。味つけは、ケチャップ多めの甘いもの。これが、まあ、はいっちゃうんですよ。

６００グラムの上に、トッピング

スパゲティ６００グラムに圧倒されていてはいけません。やば珈琲のナポリタンは、期間限定でフライものをトッピングできるんです。というわけで、上の写真のナポリタンはてっぺんにメンチカツが乗っています。６００グラムの上にメンチ。かなり覚悟がいりそうですね。  

8.スパゲティハウス　チャオ【中区】

名古屋にはいろいろなB級グルメがありますが、ハマる人が多いのがあんかけスパゲティ。まずはナポリタンをご紹介しましょう。あんかけスパゲティ屋だとしても、ナポリタンが絶対にある、それが名古屋ナポリタンの底力です。 「スパゲティハウス　チャオ」は、名古屋市内で展開しているあんかけスパ屋。あんかけスパの特徴は、トッピングの種類が多いこと。当然、ナポリタンにもいろいろなものが乗せられます。カスタマイズできて、ボリューム調整がしやすくていいですね。

ハマる人続出　あんかけスパ

あんかけスパゲティというのは、ナゴヤ飯のなかでも独特なもの。まず、名古屋とその近郊以外では見られないですね。ソースは玉ねぎとたくさんの野菜がベースになっていて、トマトと牛肉を加えてさらに煮込みます。とろりとしたソースからは、トマトの味はまったくしません。形容しがたい味ですが、ハマります。  

9.カフェテラス　ダッカ【東区】

メガ盛り・テラ盛りのお店って、量はいいけど味はイマイチっていうところもあります。が、「カフェテラス　ダッカ」のナポリタンは、本当においしい。昔の喫茶店のナポリタンと言われて、皆がイメージするものにかなり近いのです。ナポリタンの最大公約数って感じですね。 テーブルにとどくと、そのサイズから思わずオオっと声がもれま。量を見て一瞬引いてしまいますが、食べ始めると、あらあら入っちゃいますね。というのもナポリタンの味がくどくなく、ケチャップの量がベストだからでしょう。

普通盛りもありますから

最初の写真を見て「やっぱ無理だわ」と思った方。大丈夫です、ランチには普通盛りもあります。上の写真がハンバーグランチ普通盛り。よそに比べればまだ多いけど、これくらいなら何とか。  

10.喫茶リッチ【中村区】

こうなると、やっぱり本場（？）名古屋でナポリタンを食べたいでしょう！観光でくるなら、名古屋駅近くの店が便利ですね。ということで、新幹線の改札すぐそばにある地下街エスカの「喫茶リッチ」。創業昭和４６年という老舗喫茶店です。地下街の店だから、ひとりでもとっても入りやすい。具は定番のピーマン、マッシュルーム、グリンピース。そしててっぺんに乗るのは、赤ウィンナー。ここは好き嫌いが分かれますが、ナポリタンにはやはり赤ウィンナーでお願いしたいところです。太めの麺に薄焼き卵、鉄板と王道の名古屋ナポリタンを味わえます。

名古屋めし、続々と

店先のショーウィンドーも昭和っぽくていいですね。ここで、名古屋名物をもうひとつ。小倉トーストです。トーストにアンコなんてと言わないで。カリカリトーストとバターとアンコ。これが一緒になると、まったく新しい食べ物になるんです。お腹に余裕があればぜひ。 素材提供：トリップアドバイザー