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フランス料理のマナーは日本人にとっては馴染みが薄く、難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。特別な日のディナーといえば思い浮かぶフレンチレストランですが、憧れてはいるものの、実際に行くとなるとつい敬遠してはいませんか?そこで、これさえ押さえておけば大丈夫!な重要なポイントをまとめました。実はそれほど難しいものではなく、すぐに実践できるものばかりですので、お呼ばれやここ一番のデートでイイとこ見せちゃいましょう♪ 基本を知っておくだけで自信がついて、お食事がもっと楽しめるようになりますよ。
入店するとき
コートや上着などを着ている場合、お店の玄関前で脱いで片手にかけてから入りましょう。お呼ばれのときに上着を脱いでからお家に入るのと同じで、コートについた外のホコリを店内にできるだけ持ち込まないための気遣いなのです。このとき、上着の背中側を下側にして持つとよりスマートですね。玄関でスタッフの方に上着や大きな荷物を預かってもらって、貴重品など最低限の荷物だけを持った状態で席へ案内してもらいましょう。大きい荷物をもったまま席に着くのは見た目もあまりよくありませんし、他のお客さんや配膳のジャマになってしまいます。
フレンチレストランでは原則的に女性が上座に案内されますが、上座に座るのに慣れていなくてもモタつかずにサッと座りましょう。男性の方は、女性が座るのを待ってから座りましょう。
オーダーするとき…
http://www.pi-xy.jp/works/category/dining/
フランス料理の場合、最初に飲み物を選びます。好きな飲み物があればそれをオーダーすればいいですが、判断に迷う場合はスタッフに自分の好みや希望の価格帯を伝えて選んでもらうとよいでしょう。メニューがわからないことや価格を聞くことは決して恥ずかしいことではないので、遠慮する必要はありません。 http://nanacollect.com/kurasi/3766
一般的なレストランなら、飲み物や料理のオーダーが終わった時点でナプキンを膝にかけます。ただし、お皿(サービスプレート)にナプキンが載せられている場合は着席後すぐにかけましょう。オーダーのとき、メニューブックとプレートがぶつかるのを防ぐためです。 披露宴の場合は着席から食事開始までの間が長く、また乾杯で一旦立ち上がらなければならないので、乾杯が終わった時点で膝にかけるとよいでしょう。
ナプキンを膝にかけるときは、長方形の二つ折りにして折り目を手前にしてかけます。もし逆向きにしてしまうと、ナプキンの端で口などを拭いたあとに汚れた部分がペラッとめくれて見えてしまうからです。
お料理が運ばれてきたら…
http://mery.jp/65006
たくさん並んだカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン類のこと)は、外側から順に使いましょう。もし使う順番を間違えたら、そのまま食べ続けて後で必要なカトラリーを補充してもらえばOKです。 http://blogs.yahoo.co.jp/xrthk594/14238665.html
スープを飲むときは、音を立てないようにしましょう。フレンチの場合は奥→手前へスプーンを動かしてすくい、残り少なくなったら皿の向こう側を少し持ち上げてすくいましょう。持ち手つきのカップに入ってきた場合は、そのまま持ち上げて飲みましょう。 熱すぎて飲めないときは、息を吹きかけるのではなくスプーンでやさしくかき混ぜるかスープの表面をスプーンで軽くなでて冷ましましょう。
http://www.bob-an.com/recipes/detail/40034
サラダを食べるときはフォークをメインに使い、必要に応じてナイフを使いましょう。レタスなどの葉が大きくて食べにくい場合は、フォークとナイフを使って折りたたんで食べるとよいでしょう。 http://www.shonan-brooklands.com/menu/dinner.html
魚・肉料理を食べるときは、その都度ナイフで一口大に切って食べましょう。最初から全部を細切れにしてしまうと見た目がよくありませんし、早く冷めて風味が損なわれてしまいます。 http://hotel.jp/hotel/10071/review/7349/
パンはひと口分ずつちぎり、その都度バターをつけていただきましょう。塊にかぶりついたり、最初に全体にべったりバターをつけるのはNGです。 食べ終わったら・・・
http://dailydubai.exblog.jp/18209716/
ナプキンは軽くたたんでテーブルの上(デザート皿の右上)に置きます。わざと雑にたたむくらいがよいでしょう。あまりピシッとたたんでしまうと「もうこちらでお世話になるつもりはありません」という意味になってしまうのでNGです。 こんなとき、どうしよう?
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カトラリーやナプキンを落としちゃった!
自分で拾うのはスマートではありません。スタッフの方にお願いして拾ってもらいましょう。同様に、ワインなどがなくなってしまった場合もスタッフの方にお願いして注いでもらいましょう。相手が目上だからといってお酌するのは、フレンチではマナー違反です。パンくずが散る!
できるだけパンくずが散らないよう気をつけるのが望ましいですが、フランスパンなどは固いのでなかなかそうもいかない場合も多いもの。パンくずがある程度散るのは仕方ないことなので、あまり神経質にならなくてもOKです。ただし、自分でパッパッとテーブルの外に払い落とすのはNGです!苦手な食べ物が出てきた!
お皿の上のものはきれいに食べてしまうのが理想ですが、苦手な食べ物のひとつやふたつあるものです。また、人によっては特定の食材にアレルギーを持っていることも…。どうしても食べられない場合は、無理に食べずにできるだけお皿の端に寄せておきましょう。中座したい!
やむを得ず中座するときは、椅子の座っていた部分にナプキンを四つ折りにして置きましょう。もしくは、椅子の背もたれ部分にかけてもOKです。 食事中にナイフとフォークを置くときは、ナイフの刃を内側にしてカタカナの「ハ」の字状に置きましょう。食べ終わったら、ナイフとフォークは縦に平行に置きます。フランス料理でのマナーの中でも基本的なものをご紹介しました。いかがですか、難しいということはなく、知っていれば誰にでもできることばかりですよね。だからこそ知らないと一緒に居る相手にがっかりされたり恥ずかしい思いをさせてしまうことも。日本でも「お行儀よく」することを自然に心がけているように、これらは自身や周囲が気持ちよくすごすためにそれぞれの地域で大切にされているルールです。とはいえ、固くなりすぎてはせっかくのお食事も楽しめなくなってしまいますので、今回のポイントをまずはしっかり押さえておけば大丈夫。もうフレンチレストランも怖くない!ですね。