出石そばは、兵庫県の郷土料理として知られています。豊岡市にはこのメニューを提供するお店がたくさんありますが、その中でも自信を持っておすすめできる名店を22軒選んでご紹介したいと思います。なくなり次第終了のところや、三時には閉店など営業時間がまちまちなのでチェックしてからお出かけ下さい。県民のソウルフードとしての歴史や、特徴、美味しく召し上がるコツなどの情報も集めてみました。
丹波の小京都とも言われる出石は、その別名の通りの古い街並みや、日本最古の時計台の一つ辰鼓楼で有名な観光地です。さらに江戸時代から続く独特のそば。この地を訪れる機会がありましたら是非一度お試しくださいね。
出石そばとは?
http://konnadedo-yo.at.webry.info/200807/article_1.html
出石蕎麦(いずしそば)は、兵庫県豊岡市出石町あたりで出される珍しいものです。落ち着いた雰囲気のある出石は城下町であるとともに、但馬の小京都とも言われています。この出石の街には50軒もの蕎麦屋さんがあるとも言われるほど、蕎麦の街としても知られています。その特徴は、写真でも分かるように「皿蕎麦」。しかも通常は5枚の皿に盛られていますよ。皿は出石焼きの陶器が使われます。また、イベントとして毎年4月第3日曜日にわんこそば形式の大食い大会「出石名物そば喰い大会」が出石城で開催されているんですね。
1皿分のお蕎麦は、大体2口、3口で食べられる量しかありません。なので、1皿だけでは物足りないでしょうが、5皿あるとなかなかのボリュームです。追加できるお店も多いので、どれだけ食べられるか試すのもよいでしょう。大食い大会もありますし。お蕎麦は実を丸引きしたもので、茶褐色をしています。見た目も美味しそうですね。
出石そばの歴史
http://blog.livedoor.jp/hi03121113/archives/2011-09-29.html
出石蕎麦の発祥は、江戸時代中期の宝永3年(1706年)に信濃国上田藩から但馬国出石藩に国替えとなった仙石政明が、蕎麦(信州そば)職人を連れてきたことに始まるとされています。もともとは信州蕎麦の流れを汲むものなんですね。現在は「割り子そば」のようなものとなっていますが、このようになったのは幕末の頃だと言われています。屋台で出される時に、持ち運びが便利な手塩皿(てしょうざら)に蕎麦を盛ったことから始まったと言うことです。昭和30年代に「出石皿そば」として名が知られるようになったのですね。
このお蕎麦とセットで知られているのが出石焼です。出石白磁とも言い、白磁を中心とした国内でも珍しい焼きものですね。白い地肌がまるで透き通るようで、透かし彫りなどの精緻な紋様で知られています。江戸時代中期に出石藩で大量の白磁の鉱脈が見つかったため、伊万里焼の陶芸家たちを呼んで技術を継承し、独特な出石焼を生産するようになりました。出石そばがこの出石焼のお皿に盛られている姿はよく似合っています。
出石そばの特徴
http://motorcycle-cannondale.blogspot.jp/2015/04/1.html
①お皿5枚一組で一人前
出石蕎麦は、先にも述べましたが通常1人前5皿で出されます。1皿に盛られた蕎麦の量は2~3口程度なんですよ。したがって、1皿単位での追加注文ができるお店が多いのです。蕎麦は実を丸引きしてありますので、色は茶褐色なんです。かっては、出雲割り子そばのように皿に直接ダシと薬味をかけて味わっていたのですが、今では出汁に浸して楽しむようになっています。 「挽きたて」、「打ちたて」、「茹がきたて」の「三たて」が伝統的な蕎麦となっています。蕎麦を盛る小皿は出石焼で各店舗オリジナルの絵付けがされていますよ。
この5皿を、薬味と徳利に入れられている出汁がセットになって出てきます。お蕎麦を打つ際には綿棒を使い、生地を丁寧に押しながら円形にしていく丸打ちです。お湯は使わないで水だけで延ばします。これはお蕎麦の風味を損なわないようにというこだわりから来ています。この水のみで延ばす手法においては熟練の技術が必要になります。
②いろいろな種類の薬味
いりいろな種類の薬味で楽しむのも出石蕎麦の特徴ですね。薬味と徳利に入ったダシでいただきますが、薬味としては玉子やとろろ、ねぎ、大根おろし、わさびなどが主流ですね。1皿に盛られている蕎麦の量は多くはないのですが、それで5皿が通常の1人前です。ここ出石では、箸を立てたぐらいの高さを食べると成人男性の一人前と言われていますよ。追加注文が当たり前となっているので、蕎麦好きの人は競って皿を高く積み上げていきます。
玉子に関しては、出汁に鶏卵をまるまる1個といて食べるという形がよくとられます。これは蕎麦の食べ方としては珍しいですね。わさびはすでにといて場合もありますっし、お客さんが自分でおろすようになっている場合もあります。かつてはお皿に出汁や薬味を直接かけて食べていたといいます。その食べ方でも美味しそうです。
③出汁にこだわりあり!
出石蕎麦は、出汁にもこだわりがありますね。それぞれのお店では上質な素材を使い、独自の工夫を凝らしてお店独自の味を作り上げていますよ。一般的にはカツオとコンブがベースとなっています。しかも濃厚な出汁が出石皿そばの特徴とも言われています。江戸時代に信州から伝わってきたものが、出石蕎麦のルーツと言われていますが、今日では出石町あたりの独自の郷土蕎麦として親しまれています。
特に関西や京阪神地域の方は、お蕎麦の出汁には舌が肥えていると言われています。何しろ日本おける出汁文化の中心と言える場所ですからね。その為、歴史的に出石蕎麦も出汁へ強いこだわりを持って行ったのは必然と言えるでしょう。それぞれのお店が上質な出汁を提供してくれています。自分にあう出汁を求めて店舗巡りも面白そうです。
おいしい食べ方
https://www.youtube.com/watch?v=c9-Pf2XX–g
出石蕎麦の美味しい食べ方と言っても、蕎麦通にはそれぞれのこだわりがありますよね。しかし、敢えて大きなおせっかいになるかも知れませんがご紹介しましょう。つゆをお猪口に注ぎつゆの旨みを味わってみましょう。先ずは、蕎麦とつゆだけで麺を味わうと本来の味が伝わってきます。次に、薬味として葱、わさびでさっぱりと頂きましょう。更に、山芋、卵で違った美味しさを味わうことも楽しみですよ。最後は、そば湯で締めですね。失礼しました。
もちろん、人によっては、いきなり薬味を味わいたいという方もおられますよね。この出石蕎麦の最大の特徴は矢張りお蕎麦が5皿に分けられているというところにあります。それぞれのお蕎麦は2、3口ですが、まったく違った食べ方ができる区切りであるとも考えられます。薬味の入れ方も少し順序を入れ替えるなどをしてみても良いでしょう。
出石そばの量&値段
http://motorcycle-cannondale.blogspot.jp/2015/04/1.html
皿蕎麦が出石蕎麦の特徴ですが、「割り子そば」的な要素もあります。また、「出石名物そば喰い大会」が開かれるほどですから。大喰い自慢を競う蕎麦でもあります。1皿に盛られている量はそれほどでもありませんが、5皿で1セットです。合計すると普通盛りより多いかも知れません。男性なら1人で20~30皿あまり、女性なら15~20皿ぐらいが到達標準レベルでしょうかね。蕎麦大喰いを自負できるのでしょうね。お値段はお店でも違いますが、5皿1人前で850円前後となっています。お店によっては、ある一定の量を決まった時間内に食べると無料となるところもありますよ。
実際に大会ともなると大食いを競いあうので、60皿くらいをぺろりと食べてしまう光景が見られます。多いときは100皿に迫ろうということで、それはちょっとレベルが違いすぎますね。お店によっては食べられた皿数によって認定証などを出してくれるお店もあります。20皿くらい食べれば、十分お皿を積み上げたと言えるでしょう。実際それだけでも大変です。
食べ歩きもできます!
http://www.izushi.jp/sarasoba/map/map.html
出石蕎麦は、出石の町に50店舗以上のお店で楽しむことができます。お店では、お店独自のこだわりの出汁と薬味があります。そのお店を回って楽しむのも大きな魅力となっています。それが、出石蕎麦巡りなんです。出石皿そば巡りは、出石皿そば巡り巾着セット(1,680円 ⇒1,800円税抜き(2015/4/1~))を買い求めることから始まります。巾着には、永楽通宝が3枚入っていて、永楽通宝1枚で出石皿そば一人前(3皿)がいただけます。3枚で3軒のお店巡りができる仕組みですね。
巾着袋は、絹の風合いが素敵な出石の特産品でもある「出石ちりめん」が使われています。これも大きな魅力ですよ。
を使用しております。その格調のある繊柄は、 日本の伝統工芸品にふさわしいものです。 出石皿そば巡りの後には、オシャレな小物入れとしてご利用いただけます。
販売場所:いずしトラベルサービスTEL0796-52-4960出石まちづくり公社(いずし観光センター)内
出石皿そば協同組合が、皿そばの食べ歩きMAPを出しています。ネットでもプリントアウトできるので、現地に行った際は入手しましょう。観光ガイドブックにも使えます。のんびりとお蕎麦屋さんを巡り、自分にあったダシを見つけてください。約50軒もの蕎麦屋が並ぶ光景は、関西でも指折りのそば処として有名ですね。全国的にも有名なお店もあれば、大人数でワイワイと食べられるお店に、ファミリーで気軽に食べられるお店など、様々なお店があります。
人気のお店12選
①左京
http://tadao001.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-cc8d.html
「左京」さんは、「ミシュランガイド 兵庫2016 特別版」に掲載されるほど人気で本格的な蕎麦が堪能出来るお店です。粉にこだわり、出汁つゆがご自慢ですね。こちらのお店も、出石蕎麦の信条である「挽きたて 打ちたて 茹がきたて」の 「三たて」のお店です。お店はこじんまりした雰囲気で落ち着いています。奥には座敷もありますよ。薬味にもこだわりがあり、葱やわさび、大根おろし、生卵。そしてとろろですね。蕎麦とつけ汁の本来の味を味わった後は、薬味でいろんな味を楽しめますよ。
出石皿そば協同組合が、皿そばの食べ歩きMAPを出しています。ネットでもプリントアウトできるので、現地に行った際は入手しましょう。そのまま観光ガイドブックにも使えます。のんびりと様々なお蕎麦屋さんを巡り、自分にあったダシを見つけてください。約50軒もの蕎麦屋が並ぶ光景は、関西でも指折りのそば処として有名ですね。全国的にも有名なお店もあれば、大人数でワイワイと食べられるお店に、ファミリーで気軽に食べられるお店など、様々なお店があります。
■ 基本情報
- ・名称:左京
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町内町57-1
- ・アクセス:豊岡駅から全但バス「出石行き」で20分、終点下車、 徒歩5分
- ・営業時間:10:00~18:00 [冬期] 10:00~17:00 18:00~19:30[要予約]
- ランチ営業、日曜営業
- ・定休日:不定休
- ・電話番号:0796-52-6273
- ・料金:[昼]¥1,000~¥1,999
- ・公式サイトURL:http://sakyo-izushi.jp/
②さらそば 甚兵衛
「さらそば 甚兵衛」さんは、開店以来40年になる出石蕎麦の老舗店ですね。出石の中でも一番有名なお店と言っても良いでしょうね。お店には、中庭と離れがありますよ。落ち着いた雰囲気の離れで味わうのも魅力です。離れを希望する場合は予約しておいたほうが確実です。こちらの蕎麦は、出石蕎麦の定番的なものでとても食べやすく、香りの良い蕎麦との定評ですね。出汁も、鰹出しがしっかり利いています。甘めで少し薄味ですが上品さがあります。ゆっくりと落ち着いていただくにはオススメのお店です。
メニューには、まず「出石そば そば5皿 一人前」が当然あります。これは824円で食べられるのでランチ時にサラリといただけちゃいます。10皿コースに15皿コースもあり、皿数に応じてお値段が上がっていきます。皿数を増した方が、1皿分のお値段は下がりますね。こちらはは大人20皿、子供15皿以上食べると、皿そば之証がゲットできます。これをさらに5枚集めると、1年間無料になります。
■ 基本情報
- ・名称:さらそば 甚兵衛
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町小人14-16
- ・アクセス:JR山陰本線豊岡駅・江原駅・八鹿駅下車 出石行きバスで約30分
- ・営業時間:11:00~18:00頃 日曜営業
- ・定休日:水曜日、月末/火・水曜日
- ・電話番号:0796-52-2185
- ・料金:[昼]¥1,000~¥1,999
- ・公式サイトURL:http://www.jinbe.com/
③天通
http://motorcycle-cannondale.blogspot.jp/2013/10/blog-post.html
「天通」さんは、こちらも昔ながらの石臼挽き、自家製粉のお店ですね。出石の中でも、閉店時刻が比較的遅いのです。夕刻あたりには閉店されるお店が多い中では、利用し易いお店と言えるでしょうね。蕎麦は、実の色がしっかり出たタイプのものですね。したがって、風味も強いですよ。蕎麦通にはたまりません。麺は水気が少なく、固めです。つゆは、甘味と酸味とがあり、非常に濃い味ですが、かえって蕎麦とのバランスが良いと評判です。薬味は定番の、わさび、とろろ、ねぎ、生卵が付いてきます。
■ 基本情報
- ・名称:天通
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町小人75
- ・アクセス:豊岡駅から出石行きバスにて30分、出石バス停下車徒歩5分
- ・営業時間:午前10時~午後8時 ランチ営業、日曜営業
- ・定休日:不定休
- ・電話番号:0796-52-3616
- ・料金:[夜]¥1,000~¥1,999[昼]¥1,000~¥1,999
- ・公式サイトURL:http://accountpage.line.me/zsz9471n
④如月(きさらぎ)
「如月(きさらぎ)」さんは、薬味のわさびを自分ですりおろす事ができるという珍しいお店ですね。また、残ったわさびは持ち帰り自由ですよ。嬉しいですね。メニューは豊富です。暖かい蕎麦や天ぷらもあります。お蕎麦のレベルが高いと言われている出石の中でも、美味しいお店地として好評です。出石蕎麦にはつきものの玉子はうずら玉子が使えわれています。他の一部のお店のように卵汁にならずに最後まで、お蕎麦を楽しめますよ。最後にそばを使った、かりんとうがデザートとして出されるのも嬉しいと思います。
■ 基本情報
- ・名称:如月
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町八木23
- ・アクセス:JR山陰本線豊岡駅から全但バス出石営業所行きで30分、終点下車、徒歩5分
- ・営業時間:10:00~18:00 ランチ営業、日曜営業
- ・定休日:水曜日
- ・電話番号:0796-52-5591
- ・料金:[夜]~¥999[昼]¥1,000~¥1,999
- ・公式サイトURL:http://www.kisaragi.info/
⑤官兵衛
http://community.travel.yahoo.co.jp/mymemo/three_house/blog/140107.html
「官兵衛」さんは、国内産の玄そばを使用し、その日の分だけ石臼製粉しているという丁寧なお店ですね。皿蕎麦には、本わさびと赤玉たまご、とろろとねぎ付です。出石蕎麦の楽しみである様々なバリエーションでいただけますよ。1人前の5皿を完食した後、追加は一皿120円ですね。「官兵衛そば」には本わさびとねぎと豊岡市竹野産の塩も付いています。塩でそばを食べるというのも珍しいものですが、高評価です。おそば屋さんの最後の楽しみはそば湯。健康にもいいと言われているのですが、こちらも絶品です。
■ 基本情報
- ・名称:官兵衛
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町八木68番地
- ・アクセス:JR山陰本線豊岡駅から、全但バス出石営業所行きで30分・終点下車、徒歩5分
- ・営業時間:10:00~16:30 ※蕎麦がなくなり次第終了 日曜営業
- ・定休日:無休
- ・電話番号:0796-52-3632
- ・料金:[昼]¥1,000~¥1,999
- ・参考サイトURL:http://tabelog.com/hyogo/A2808/A280801/28006603/
⑥そば福
「そば福」さんは、豊岡駅から徒歩10分程度のところにある温かい雰囲気のお店です。メインメニューはやはり皿蕎麦。その他のメニューは、ぶっかけ蕎麦やとろろ蕎麦(冷・温)、ぶっかけ天ぷら、天ぷらそば、にしんそば、月見そば、かけそばと豊富ですよ。エビ天や天ぷら盛り合わせも人気です。メインメニューの皿蕎麦は、盛られたそばは少量ですが、出汁や薬味(ネギ、大根おろし、ワサビ、トロロ、生玉子)と一緒に綺麗に並べてみると豪華さがありますね。蕎麦はしっかりとした歯応えがありますよ。薬味を一皿ずつ変えて食べるのが醍醐味ですね。
■ 基本情報
- ・名称:そば福
- ・住所:兵庫県豊岡市泉町6-10
- ・アクセス:JR豊岡駅から徒歩10分
- ・営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00
- 日曜営業
- ・定休日:月曜日(祭日の場合はお昼だけ営業)
- ・電話番号:0796-22-6917
- ・料金:[夜]¥1,000~¥1,999[昼]¥1,000~¥1,999
- ・参考サイトURL:http://tabelog.com/hyogo/A2808/A280801/28006806/
⑦よしむら
http://atsushi27.at.webry.info/201505/article_21.html
「よしむら」さんは、歴史があり桂小五郎の潜居跡の石碑の建つ場所のお隣にあるお店ですね。人気店でランチ時には行列ができていますよ。しかし回転がよいのか比較的短時間で入店出来ますよ。1人前5皿が基本ですが、「わんこそば」のように皿数でオーダーするシステムもあります。10枚とか20枚の注文も珍しくありません。ただ、「蕎麦大盛り」というオーダーは馴染みませんよ。生たまごと薬味、山芋のとろろ、絶品の出汁がたまりませんね。やはり最後は蕎麦湯ですよ。
■ 基本情報
- ・名称:よしむら
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町宵田22
- ・アクセス:JR山陰本線豊岡駅から全但バス出石営業所行きで30分、沢庵寺口下車すぐ
- ・営業時間:10:30-18:00
- ・定休日:火曜日
- ・電話番号:0796-52-2244
- ・料金:[夜]¥1,000~¥1,999[昼]¥1,000~¥1,999
- ・参考サイトURL:http://tabelog.com/hyogo/A2808/A280801/28004189/
⑧たくみや
「たくみや」さんは、出石蕎麦では珍しい午後7時まで開店しているお店ですね。利用し易いお店で人気があります。お洒落な古民家のお店です。落ち着いて蕎麦を楽しめますよ。お皿に載った蕎麦の量は少なく、女性向けの皿蕎麦と言っても良いでしょうね。細麺でコシがあるお蕎麦ですね。薬味と山芋、玉子、山葵付の5皿もあります。出石蕎麦の特徴でもある、生卵と濃い出汁のバランスがとても良く美味しいと評判ですね。
■ 基本情報
- ・名称:たくみや
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町魚屋128
- ・アクセス:JR山陰本線豊岡駅から全但バス出石営業所行きで30分、終点下車、徒歩20分
- ・営業時間:11時~19時 ランチ営業
- ・定休日:水曜日
- ・電話番号:0796-52-6363
- ・料金:[夜]~¥999[昼]~¥999
- ・公式サイトURL:http://izushi-takumiya.com/
⑨近又
http://blogs.yahoo.co.jp/highwaydc/30740637.html
「近又」さんは、蕎麦の程よく感じる硬さと喉越しが好評のお店ですね。山芋とろろや山葵の加減をかえながら味わうのが良いかも知れません。つけ汁も美味しいとの評価がありますね。出石蕎麦について初めての場合は、若干戸惑うのですが、スタッフの丁寧で親切な説明がありますので安心出来ますよ。初めてでも美味しい食べ方や味比べなどしながら楽しめますよ。こちらでも最後は蕎麦湯でしめて下さい。オススメのお店です。
■ 基本情報
- ・名称:近又
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町本町99
- ・アクセス:JR豊岡駅から全但バス出石営業所行きで30分終点で下車し、徒歩5分
- ・営業時間:10:00~17:00 ランチ営業、日曜営業
- ・定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
- ・電話番号:0796-52-2268 予約不可
- ・料金:[夜]~¥999[昼]¥1,000~¥1,999
- ・公式サイトURL:http://kinmatasoba.jp/index.html
➉沢庵
「沢庵」さんは、出石蕎麦ではとても珍しいお店です。17時閉店のお蕎麦屋さんが多い中にあって、22時までオープン。夜遅くにでも楽しめるお店ですので便利ですよ。店内の雰囲気は、お洒落な内装で広いスペースがあります。美味しい食べ方がきちんと説明された書き物もあります。それによると、軽いお味から濃厚な薬味にしていく感じですね。美味しい蕎麦が味わえますよ。こちらも塩のアクセントによって蕎麦の味がひきたって美味しいと評判です。塩と蕎麦の相性を試してみてください。
■ 基本情報
- ・名称:沢庵
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町町分字石呂148-5
- ・アクセス:JR山陰本線豊岡駅から全但バス出石営業所行きで25分、農協前下車、徒歩5分
- ・営業時間:11:00〜22:00 ランチ営業
- ・定休日:無休
- ・電話番号:0796-52-7888
- ・料金:[夜]~¥999[昼]~¥999
- ・公式サイトURL:http://www.takuan-soba.com/index.htm
⑪永楽蕎麦
http://www.jalan.net/gourmet/grm_alikejpA000110458/
「永楽蕎麦」さんは、老舗の一つですね。お店の屋号が「寛永通宝」のような小銭をイメージさせ、覚えやすいお店です。お店には、蕎麦猪口や皿のコレクションがずらりとあり、楽しませてくれますよ。メニューは皿そばのみ。もちろん、1人前5皿がセットとなっていますが、最初のオーダーの時だけは端数で注文できます。例えば、1人前に2皿追加して7皿の注文ができるのです。注文後しばらくして、蕎麦つゆと決まりの薬味類が出て来ます。屋号の入った徳利やお皿が雰囲気を高めてくれますよ。
■ 基本情報
- ・名称:永楽蕎麦
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町宵田119
- ・アクセス:
- ・営業時間:11:00~15:30 ランチ営業、日曜営業
- ・定休日:金曜日
- ・電話番号:0796-52-2540
- ・料金:[夜]¥4,000~¥4,999[昼]¥1,000~¥1,999
- ・参考サイトURL:http://tabelog.com/hyogo/A2808/A280801/28005979/
⑫正覚 田中屋
「正覚 田中屋」さんは、開店からすぐに席が埋まる人気店ですね。男性が20皿、女性が15皿食べると、お店の小皿がもらえますよ。出石蕎麦の思い出に嬉しいサービスです。こちらのお店では、石臼挽き粉で打った二八蕎麦です。蕎麦は黒く、蕎麦のもつ本来の味と香りが楽しめますよ。山芋、卵などの薬味でいろんな味を堪能できますし、こちらも最後の蕎麦湯が絶妙ですよ。その他、自慢の「天ぷらそば」も人気です。
■ 基本情報
- ・名称:正覚 田中屋
- ・住所:兵庫県豊岡市出石町本町97
- ・アクセス:豊岡駅から出石行きバスにて30分、出石バス停下車徒歩5分
- ・営業時間:10:00~18:00
※そばがなくなり次第終了 ランチ営業、日曜営業 - ・定休日:毎週木曜日・第3水曜日 ※祝日は営業いたします
- ・電話番号:0796-52-2048
- ・料金:[夜]¥1,000~¥1,999[昼]¥1,000~¥1,999
- ・公式サイトURL:http://www.sarasoba.com/
⑬出石そば 仙石 本店
川沿いを走る県道2号線、辰鼓楼を模した時計台のある伊豆市農協前交差点にある、白い漆喰となまこ壁が美しい立派なそば屋さんがこちら「出石そば 仙石 本店」。店内は畳の敷かれた小上がり席が中心の60席で、窓の障子からは庭木が覗き、純和風のとても落ち着いたお店です。もちろんこちらの名物は出石そば。できたてをのびないうちにいただくため、薬味などは最初に全部混ぜてほしいとのお店の注意書きが。そば以外にもうどんなどのメニューもありますよ♪
■ 基本情報
- ・名称: 出石そば 仙石 本店
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町町分381-1
- ・アクセス: 豊岡駅より車20分 出石農協前バス停より徒歩すぐ
- ・営業時間: [平日] 10:30~16:00 [土・日・祝] 10:30~18:00
- ・定休日: 無し。年中無休。
- ・電話番号: 0796-52-6131
- ・料金: ~¥999
- ・公式サイトURL: http://www.geocities.jp/sengoku_soba/
⑭そば庄 鉄砲店
和風の古い民家の多い出石町鉄砲地区の細い通り、かすれて消えかけた味のある「出石そば」の看板のある純和風のそば屋さんがこちら「そば庄 鉄砲店」。店の前は植木や石灯籠が小さな日本庭園を造っています。駐車場があるので来店は車がオススメですよ♪こちらのそばは出石そばの主流の二割が小麦粉のそばですが、そば粉はひき方、ブレンド割合にもこだわり、それを二人の職人が打ったオリジナルの味です。のどごしが良くつるつるといくらでも食べられると人気ですよ♪
■ 基本情報
- ・名称: そば庄 鉄砲店
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町鉄砲27-13
- ・アクセス: 全但バス出石営業所から徒歩10分
- ・営業時間: 11:00~19:00
- ・定休日: 水曜日
- ・電話番号: 0796-52-2432
- ・料金: ~¥999(ランチ:¥1,000~¥1,999)
- ・公式サイトURL: http://www.sobasho.com/
⑮登城
出石の観光の中心と言えば、もちろん日本最古の時計台である辰鼓楼。その辰鼓楼のすぐそば、辰鼓楼を囲む同じ堀に面したそば屋さんがこちら「登城(とじょう)」。堀の向こうに水に浮かぶような辰鼓楼をのぞむ絶好の場所にあるんですよ♪こちらのそばはそばの実を丸ごと石臼で丁寧にひいた自家製粉のそば粉をつかった手打ちそば。出石の中では新しい方のそば屋ですが、店主は出石のそば屋で修業した伝統をちゃんと受け継いだ打ち手なんですよ♪
■ 基本情報
- ・名称: 登城
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町八木町13
- ・アクセス: 全但バス出石営業所から徒歩10分
- ・営業時間: [平日] 10:00~17:00 [土・日・祝] 10:00~18:00
- ・定休日: 火曜日
- ・電話番号: 0796-52-5567
- ・料金: ~¥999
- ・公式サイトURL: http://tojousoba.blog.fc2.com/
⑯湖月堂 内堀店
「湖月堂 内堀店」は辰鼓楼の本当にすぐそばの観光に便利な場所にある出石そばのお店。辰鼓楼は古くは出石城の堀、その後旧出石町役場、旧弘道小学校敷地となった場所ですので、古くからのそば屋さんは近くにあまりなく、出石の他のお店に比べると新しいお店です。新しいとは言え店内は和風の古びた内装がとても雰囲気が良く出石の街とよく調和しています。秋篠宮様も訪れたということから、そばの味も折り紙付きですね♪
■ 基本情報
- ・名称: 湖月堂 内堀店
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町八木19
- ・アクセス: 全但バス出石営業所から徒歩10分
- ・営業時間: 10:00~17:00 朝食営業
- ・定休日: 水曜日
- ・電話番号: 0796-52-5123
- ・料金: ~¥999
- ・公式サイトURL: http://izushi-kogetsudo.com/
⑰出石城
こちらはお城の出石城では無く、おそば屋さんの「出石城」。観光名所と同じとはなかなか思い切った名前ですよね!店構えは白壁の昔の屋敷風で特に城っぽいところはありません。店内は座敷60席、テーブル50席のとても広々としたお店です。こちらはおそばをいただけるだけではなく、そば打ち体験もできるんですよ♪予約が必要ですが、1600円と2100円の初級と入門コースがあり、道具や材料は貸し出してもらえます。できたそばは自分で食べられるのでとてもお値打ちですよね!
■ 基本情報
- ・名称: 出石城
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町町分189
- ・アクセス: JR豊岡・江原・八鹿各駅より出石行き全但バスで30分
- ・営業時間: 10:00~18:00
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号: 0796-52-2552
- ・料金: ¥1,000~¥1,999
- ・公式サイトURL: http://www.izushijyo.co.jp/
⑱南枝 皿そば 本店
「南枝 皿そば 本店」は数ある出石そばのお店の中でもひときわ長い歴史を持つお店。出石そばの発祥は宝永三年(1706)、国替えとなった大名、仙石政明が信州から出石へとそば職人をつれてきたことから始まると言われています。まさにその職人の一人がこのお店の創業者なんです。出石そばと同じ300年以上の歴史のあるこのお店でいただけるのは、昔ながらの素朴なおそば。出石そばの歴史を語るに欠かせないお店にそば巡りをするならぜひお立ち寄りください。
■ 基本情報
- ・名称: 南枝 皿そば 本店
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町柳63
- ・アクセス: JR豊岡・江原・八鹿各駅より全但バス出石行き約30分、出石営業所下車徒歩3分
- ・営業時間: 10:30~17:00
- ・定休日: 金曜
- ・電話番号: 0796-52-2274
- ・料金: ~¥999
- ・公式サイトURL: http://www.nanshi-soba.com/
⑲入佐屋
出石の街の中、辰鼓楼の西側の古い住宅が多い路地にあるそば屋さんがこちら「入佐屋」。平成元年に以前映画館があった場所にできた新しいお店で、夫婦二人で切り盛りされています。町屋風の店内にはカウンター、テーブル席、個室があり、一人から家族連れまで利用しやすいお店です。席と席の間が広く取られたゆったりした店内でいただけるのは、まずはもちろん出石そば。でもさらに限定メニューの十割田舎そばや季節限定メニューもありますよ♪
■ 基本情報
- ・名称: 入佐屋
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町内町98-1
- ・アクセス: 全但バス出石営業所から徒歩10分
- ・営業時間: 11:00~17:00頃 朝食営業
- ・定休日: 木曜(祝日の場合は営業)・元旦
- ・電話番号: 0796-52-5393
- ・料金: ¥1,000~¥1,999
- ・公式サイトURL: http://irusaya.korin.cc/
⑳そばの里 大門
「そばの里 大門」は辰鼓楼のすぐそばにある観光の時に立ちよるのに便利な出石そばのお店。昭和初期に建てられた郵便局を改装したというお店は、外見はレトロな洋館風で中は純和風。テーブル席、座敷席、囲炉裏席の74席で個室もあります。グループでの観光でも気軽に利用できますね。こちらは出石そばの定番、二八そばの皿そばの他に、十割そばや温かいかけそば、にしんそばなどのメニューが豊富。またお一人で15皿以上食べると記念品がもらえるので挑戦してみてはどうでしょう?
■ 基本情報
- ・名称: そばの里 大門
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町八木22
- ・アクセス: 和田山ICから車で40分 豊岡駅から出石行きバスにて30分、出石バス停下車徒歩5分
- ・営業時間: 10:00~17:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 0796-52-5736
- ・料金: ~¥999
- ・公式サイトURL: http://www.izushi-daimon.com/
㉑古都
辰鼓楼からは少し北側、豊岡市立出石史料館と同じ筋にあるこちら「古都」は、名前の通り「但馬の小京都」とも呼ばれる出石にぴったりな町屋風のそば屋さん。中も座敷27席の飲食店と言うよりは古い商家に招待されたような雰囲気のお店です。こちらは少し細めの麺にしっかりした味のだしが特徴の皿そばのほかに、とろろそばなども人気。出石の町をゆったりと散策しながらぶらりと立ちよりたいお店です。
■ 基本情報
- ・名称: 古都
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町宵田7
- ・アクセス: 全但バス出石営業所から徒歩10分
- ・営業時間: 10:30-20:00
- ・定休日: 木曜日
- ・電話番号: 0796-52-2224
- ・料金: ~¥999(ランチ:¥1,000~¥1,999)
- ・参考サイトURL: http://tabelog.com/hyogo/A2808/A280801/28009357/
㉒花水木 本店
こちら「花水木(はなみずき)」は神戸や姫路など兵庫県内にいくつか支店をもつ出石そばのチェーン店。その出石にある本店がこちら。辰鼓楼の西側、出石観光協会などもある内堀通りにあり、観光の時に立ちよるには便利な場所です。こちらは席数が126席と団体での来店でも十分な広さ。また、皿そばに加えてミニ皿そばやかやくご飯セットや丼ものセットなどメニューも豊富ですよ♪
■ 基本情報
- ・名称: 花水木 本店
- ・住所: 兵庫県豊岡市出石町内町107-1
- ・アクセス: 全但バス出石営業所から徒歩10分
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0796-52-3211
- ・料金: ~¥999
- ・公式サイトURL: http://www.hanamizuki.co.jp/
通の方々には大きなお世話だと思われたかもしれませんが、美味しい食べ方も是非参考になさって下さい。ご紹介した店舗はいずれも、薬味や出汁にこだわった名店ぞろいでした。お店の佇まいも屋号も、とっても風流で魅かれるところばかり。マップと巾着片手に、そぞろ歩くのも楽しそうです。
出石に観光に行ったときには、ぜひこちらの記事を参考にそば巡りを楽しんでくださいね♪
素材提供:トリップアドバイザー